不死の焔は消えない記憶と共に-Ⅰ-

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「おや、妹紅が私の寺子屋に足を運んでくるとは、珍しいな。」 「…悪かったな[ケイネ]慧音」 朝御飯を食べ終えた後 妹紅は今、慧音が教えている 人里の、寺子屋に訪れて居た。 教室には朝早くという事で 子供たちはまだ居ない 「それで、さっきから“ソレ”は私にツッコミをいれてもらうのを、待っているのか?」 「………………」 「にゃー」 慧音は、にやにやしながら 妹紅の肩口、に乗っている “ソレ”に視線を注ぐ ソレは、妹紅の左肩の上にちょこんと 行儀よく乗っかっている 例の白い猫、であった。 …まったくなんなんだこいつは…
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