最高な旅でした。

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「はぁ……」 私はまたため息を漏らす。 原因は今目の前で「掛かってこいよ」、って感じのオーラを醸し出してる数学のプリント。 うちの学校は学んだ後、すぐにプリントで実際にやるんだけど、見事に話を聞いていなかった私は、全く解けないで癒しの休み時間に突入した。 だからさっきからため息の連続。 「もう…。えるり!あんたも一応は風紀委員長なんだからしっかりしなさいよっ!」 風紀委員関係無くね?しかも一応やたら強調してくるし。 あ、漢字七連続で使えた。なんかスゲェ。…凄くないか…中々出来ないよおな気がしたんだけどな…。 また はぁ と息を吐き出した。あ、二酸化炭素増やしちゃった。 「わかってるけど~、…話聞いて無かったんだモンっ★」 「もー、そんな可愛く言ったってダメっ! 私頼まれちゃったんだから!先生にちゃんとサボん無いように見とけって!」 困ったように眉を下げる私の友達。 名前はなみ。嫌いじゃないけど、クソ真面目な子。 だからよく喧嘩する。不真面目な私とはあわないんだよ。 「だってさぁ~…」 私がだらーんとしながら言えば、「えるりはいっつもそうっ!」と、お説教が始まった。
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