曾祖母の思い出

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  ともあれ夕護の言う事は正しい。   由緒有る本家なだけあって仏壇に並ぶ位牌の数は夥しかった。   どうせこの男はそこまで考えてはいないだろうし、俺も言葉にはできないが、先人というのは利害を抜いても大事にしなければならないのだろう。   例え顔を合わせた事は無くても、嫌な記憶しか無くても。  
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