別れ道

35/72
前へ
/174ページ
次へ
その後も櫻井のことはなるべく気にせずに話を続けた。 すると料理を持った格好良いお兄さんがやって来た。 お兄さんは俺らが注文した料理をテーブルに並べていく。 「しかしまぁ恭平が櫻井のこと好きだと知った時は驚いたよ」 俺がそんなことを言った時……。 「櫻井って……もしかして瑞希のことですか?」 お兄さんがいきなり会話に入ってきた。 「えっ?はい、まぁ」 「じゃあまさか……君が渡部君?」 「そうですけど……どうして?」 一体どういうことだ?
/174ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2481人が本棚に入れています
本棚に追加