肯定と否定

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「どうしてこんなことに…。」 赤髪の少年は目の前の少女に尋ねた。 その手には銃が握られていた。 そして銃口は確実に少女をとえていた。 「これが運命だから。」 少女はいつも通り冷たい口調でいいはなった。 「そんなこと…」 少年は銃を握った手を震わせ言った。 しばしの沈黙… とても静かでそれでいて心地いい。 できれば一生続いて欲しい…そう少女は願った。 しかし、そんな沈黙を破るように少女が 「さあ、選べ。 世界を否定するのか、私を否定するのか。」 その声は辺りに響きわたった。
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