老婆

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そのキィ…キィ… という音はすぐ止んだ。 兄は体が動くようになり 布団から起き上がり辺りを見渡した。 そこには想像も付かない 現象が起きていた。 彼女達は自分達で自分の首をしめもがき苦しんでいる 電気もつけるのを忘れ、 二人にかけより その手を離す…… 体を揺すり起こそうとするが気を失っているのか… 二人ともピクリともしない 兄…ぁ!あいつは! 友人にかけよったその時… 友人の足を引きずり違う世界に引きずりこもうとする 細く青いシワシワの手が見えた 兄は友人を抑え引っ張る。 兄…起きろ!この馬鹿! いつまで寝ているんだ! 引きずりこもうとする力が半端なく強い。 ドン!!!!!!! 尻餅をついた。
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