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友…なぁーお前さっきの話し信じる?
私…何が?
出るって話しさ……
私…バカバカしい…
そう話しながらしばらく道なりに進んで行くと奥で
何か光っているのがわかった。
私…おぃ、あの光なんだ。
友…はっ?光って?
友人には見えてなかったらしい…
又しばらく道なりに進んで行くと突然目の前が真っ白に光り驚いて友人は自転車を止めた。
目の前には車とかもなく、ただの雑木林……
二人で目を合わせて…
(なんだったんだ…)
あの光って…
気にせずジュースを買い来た道を又戻る。
皆からちょっと離れた違う鉄橋の下で休むことにした。ダバコを吸いジュース飲みながら話していた………
なんだか眠気がさしてきて目をつぶりながら下を向いて話していると…
私の正面からなにかが近づいて来る気がした。
少し怖くなり気のせいだろうと下を向いたまま…
なぜだろう………
どんどん近づいてくる気がする。
怖くなり……
体に寒気がしだした…
体が全く動かない…
私…なんだこれ……
体が動か…ない…
友人に話そうと思ったが
声も出ない……
やばい。
やばい。
やばい。
正面からズサッ…
ズサッ……
ズサッ…
なにかはいつくばるような音…………恐る恐る目を開け
顔を上げる……
するとそこには顔面
グシャグシャの血まみれでボロボロの服を着た
老婆が私の顔の目の前に
居た。
目が合った。
私は目を背けることも出来ずただ震えていた。
老婆が私の肩に手を置き
連れて行こうとする。
私…やめろ…やめろ…
声が出ない……
老婆は半笑いしている。
私は心の中で願った。
助けて…
誰か助けて……
すると老婆が俺を引っ張るのを辞めた…
そして体が動く…
その手を離せ…
私はでかい声で叫び
振り払う……
友人を起こす…
おい!早く逃げるぞ!
友人は全くなんのことか
分からない顔をする。
急げ!連れていかれる。
早く。
そう言った友人を起こす…
私の肩に冷たい何かが乗る
振り向かず逃げようとするその時………
耳元で………
どす黒い声で……
次は逃がさない…………
私はそのまま友人と逃げ
仲間にそのこと話して
家に帰った。
次の日の朝……
友…おい、昨日何が合った?
私…覚えてないのか?
友人はあの鉄橋についてから全く記憶がないのだと言う…
そう……あの時なぜ私は
一瞬動けたのか…
未だに分からない。。
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