短編集1 太陽
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「おまたせー! さ、て、と! まずは遊ぼう!」 デパートの屋上にあるジェットコースター。 子供ばかりなのに、恥じらいも知らずに彼女は僕を無理矢理乗せて逃げれない様に左の席に飛び乗った。 速い、速い。何だか、今までの物が全て吹っ飛びそうな位に、気持ちいい。 風を切って、すぐに方向転換するコースター。 何度も、何度も廻って僕は、気がついたら笑っていた。
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