短編集1 太陽

9/16
前へ
/16ページ
次へ
「ちょっとだけ待ってね~」  また軽々しい。  今の内に、逃げてしまえばいい。そうだ。そうしたらいい。  ――でも、僕は彼女に、助けられたんだ。何で今生きてると思う?  あんな寒い中、放置されていたらきっと……僕は今、生きていない。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加