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人で無しレディーさん
地団駄の音がする。
嗚呼、始まる、のか。
顔立ちの豹変した彼女を背に、私は自室へと駆け出した。
「死ね死ねしねしねしねしねたあたはかはいはきあはあひかひあはあふはあgdgjpwjmaeptjawmgdja」
声が、聞こえる。
私は耳を塞ぐ。
部屋へ、足を踏み入れる。
「お前さえ居なければお前さえいなければお前さえおまえさえオマエサエオマエサエオマエオマエオマエオマエ」
聞こえない。
何も、聞こえない。
「お前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだお前のせいだ」
聞こえない。
嘘、ごめんなさい。
私の両手じゃ防げません。
ごめんなさい、ごめんなさい
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