詩集~猫の足跡~

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「Butterfly」 朝焼けに解けた僕の心 隣にいた君は古い殻を脱ぎ捨てて 綺麗な羽を広げて微笑んでいた 毎夜君は、夜がくる度 無機質な部屋で冷たさを失って 暖かいはずの君の心も凍りついたまま 理由もなく汚れた羽広げて飛ぶ 僕らひとつならきっと大丈夫 届かないと知りながら それでも手を伸ばした太陽 剥きだしの心溶けて消えた 散って舞い戻る痛み 生まれ変わりの心と体で 羽ばたきだす明日へ
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