第四話

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全ては戦いに置いて甘い自分の責任だ。自分があすこで傷付かなければ連携も崩れることもなかったはず。こんなにボロボロにはならなかったはず。 「ジャックは……多分、それでいいんだよ」 「――え」 エースはジャックを責めるつもりはなかった。 「俺は真意を聞きたかっただけだから」 エースは言って真っ直ぐにジャックに笑いかける。 「それでちゃんと分かったからいいんだ。ジャックはやっぱり優しい戦士なんだって」 誰よりも優しいジャック。エースはあの戦闘でソレを再確認出来た。ソレが凄く嬉しかった。 「エース……」 ジャックは本当に申し訳なさそうな顔でエースを見つめていた。 「エースって本当は誰よりも強いひとなのかな」 「?」 ジャックの言った意味が分からずにエースは首を傾げる。 「人の弱さも強さも全部纏めて受け入れてくれる強い人」 ジャックはそう言ってエースを見てきた。エースのキョトンとした瞳がジャックの瞳とぶつかる。
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