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「綺麗やな…」
あたしの隣で、同じ景色に感動してくれる、愛する人を見つけた。
あの時辛かったこと、嘘じゃない。
でも、それ以上の幸せがあれば、傷は癒えていくんだって。
この人が教えてくれた。
「ねぇ…夏になったら、花火しようね」
「…線香花火、しような」
独りで、泣きながら眠る夜はもう終わり。
あたしは、一緒に歩いていける光と出会った。
来年の夏は2人で線香花火を、笑いながらしようね。
「約束だよ」
fin
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