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ありがとうなんて、まだ言えないけれど。
あの2人があたしにたくさんの大切なものを与えてくれたのも事実で。
許すことなんてできないけれど、幸せだったあの時、あたしに向けられていた笑顔は本物で。
あたしは、大切なことを思い出した。
大好きだった。
いつも助けてくれて、励ましてくれて、笑ってくれてた景のこと。
愛していた。
いつも笑顔をくれて、楽しませてくれた元恋人のこと。
今はどんなに恨んでいても、その事実までねじ曲げちゃいけない。
あたしは携帯を取り出した。
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