はじまり

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「祇翠ーなんか面白い話ない?」 ここは僕が通っている大学の文芸部部室 僕に問いかけてきた彼女は上代 麗 「先輩が書いた話でも読んであげるよ」 僕は一冊の本を取り出した 「どんな話?」 「読んでからのお楽しみだよ…ただ、暗いかもね」 「ふーん?」 麗が利く体制をとったのを見てから最初のページをめくり読み始めた… 外が黄昏時なのを見てから… 「はじめまして、読者のみなさん…僕はこの物語の主人公の真崎 諒…あなたを僕の物語へ誘いましょう…」
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