『流星ロケット』

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「痛いし、うぜぇっ!!!!全く、これだからガキはよっ」 ソラは翔の手を払いのけながら思わず悪態をついた。 「何だよ。変態のくせにやるじゃねぇか」 ニヤニヤしながら一馬がソラに肩を組んでくる。 「だから変態じゃねぇ!ベタベタすんなっ」 ソラはガキ二人に翻弄されっぱなしである。 「アンタ、どうやって飛ばしたか教えなさいよっ」 美香もロケットを飛ばしたソラに興味を持ったみたいだ。 「仕方ねぇな。教えてやるよ――ただし」 ソラは偉そうに腕を組ながら言って一馬を見てきた。 「お前はダメだ!俺を変態呼ばわりしたからっ」 ビシィッッと指を突き立ててソラは一馬に向かって叫ぶ。 「なんだとっ」 一馬はムカついてソラに飛びかかった。 「一馬を止めろ、美香!明日香!」 翔はそんな一馬を慌てて止めにかかる。美香と明日香は少し遅れて一馬を止めにかかった。 すっかりなんやかんやしていたら、日はおちてしまっていた。
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