7人が本棚に入れています
本棚に追加
「痛いし、うぜぇっ!!!!全く、これだからガキはよっ」
ソラは翔の手を払いのけながら思わず悪態をついた。
「何だよ。変態のくせにやるじゃねぇか」
ニヤニヤしながら一馬がソラに肩を組んでくる。
「だから変態じゃねぇ!ベタベタすんなっ」
ソラはガキ二人に翻弄されっぱなしである。
「アンタ、どうやって飛ばしたか教えなさいよっ」
美香もロケットを飛ばしたソラに興味を持ったみたいだ。
「仕方ねぇな。教えてやるよ――ただし」
ソラは偉そうに腕を組ながら言って一馬を見てきた。
「お前はダメだ!俺を変態呼ばわりしたからっ」
ビシィッッと指を突き立ててソラは一馬に向かって叫ぶ。
「なんだとっ」
一馬はムカついてソラに飛びかかった。
「一馬を止めろ、美香!明日香!」
翔はそんな一馬を慌てて止めにかかる。美香と明日香は少し遅れて一馬を止めにかかった。
すっかりなんやかんやしていたら、日はおちてしまっていた。
最初のコメントを投稿しよう!