再試験

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普段から成績のいい大学生2人がいました。 学年末試験は自信があったので、2人は試験日前日も街へ出て遊び放題。 翌日大幅に寝過ごしてしまいました。 「どうする?今から行っても間に合わないどころか、もう終わってる」 「大丈夫だ!俺たちは日頃から教授に信頼されてる。特別に頼んでみよう」 試験に何時間も遅れて、2人は教授にウソの説明しました。 どうしても2人で行かなければならない事情があったこと。 すぐ帰って勉強にいそしもうとしたところ、車のタイヤがパンクしてしまったこと。 仕方なく歩いて帰ったので、試験に間に合わなかったこと。 などなど。 教授は渋い顔で聞いていましたが、やがて 「わかった。君たち2人のために特別に試験をしよう」 そうして2人は特別に試験を受けることができました。 試験は別々の部屋で行なわれ、問題の1問めは簡単なもので配点5点。 問題の2問めは次のようなものでした。 『パンクしたのはどのタイヤか?(配点95点)』
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