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「ところで、なんでこの門やお前の持ってる鎌はそんなに禍々しいんだ? いや、死神という存在には似合ってるけどさ……」
隣でようやく四足歩行から二足歩行に切替えたが両足が生まれたての小鹿のように震えている骸骨に聞いてみる。
近くの自動販売機で牛乳を買い、凄い勢いで飲み干し、いい顔になった骸骨が答える。
「ぷはぁー。……ふぅ、えーとですね、ゲップ、おっしゃっている意味がわからないのですが、『禍々しい』とはどういうことですか? この死神……ゲップ。失礼、死神大門やこのデスサイズの配色は女性の死神には大人気の色ですよ?すごくキュートで可愛くないですか?ゲーップ」
……つまり、考え難いがこの黒に赤をおどろおどろしくアクセントとして使うことが今の死神界の女性の流行ということなのだろうか?
感性が厨二病のやつとかわらんな。
あと骸骨。お前はこれから俺の前で牛乳を口にするな。
体質だろうがなんだろうが、目の前でゲップされるとイラッとする。
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