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合宿は、他校と合同で行われる。
香月と恋夏と光は…、ある男に目を奪われた。
さっきから的を外さず、完璧に矢を放つ。
「す、凄い…」
見ていると、視線に気付いたのか、ニコッと微笑む。
すかさず、後ろで待機していた女の子がタオルを差し出す。
…こっちを睨みながら。
香月はキョトンとしていたが、
『面倒くさくなりそ…』恋夏はその視線の意味を理解した。
グラウンドみたいな所に集められて、変な集会を開かれた。
退屈だなぁ~…。
ふぁぁ…と香月が欠伸したら、バチッとさっきの男子と目があった。
…笑われた。
それを見逃さなかった恋夏は、ソロッとさっきの女子を探した。
もの凄い顔をしている…。
嫉妬…?
あの子怖いなf^_^;
集会が終わると、さっきの男子が笑顔で近付いてくる。
咄嗟に危険信号を感じた恋夏は、香月の腕を勢い良く引っ張ると走った。
男子は不思議な顔をして、女子は怪訝そうな顔をした。
お構いなしに逃げる恋夏。
『トバッチリなんて…
受けたくない!!』
香月は何で恋夏が走っているのか分からず、頭の中は?でいっぱいだった。
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