災いの星

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「君達に依頼がある」    急に表情を引き締めたウィルが、上着の内ポケットから、数枚の資料を取り出す。  不意にユロウが、感嘆の声を上げた。    基がいいだけに、真面目な顔をすると、美形がさらに増す。    俺は素直に驚くユロウに肩を竦める。 「あなたが直接持って来たと言う事は、教会絡みの仕事ですか?」    ウィルはニンマリと笑った。
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