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「………こんな所で、一体何をしているんですか? ウィル・クローア」
そう――この声と見た目だけは無駄にカッコいい男は、俺とユロウの知り合いであり恩人だ。
見た所は俳優か何かのようだが、本職は一流のエクソシストであり、魔物達の天敵である。
本来なら、俺とユロウにとっても――
「あぁ、別に君達を浄化しに来た訳じゃないよ。君達は『特別なヴァンパイア』だからね」
そう俺とユロウは、本来ならエクソシストに狙われる立場――ヴァンパイアなのだ。
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