プロローグ

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「またこの夢か…」 何度目か分からない悪夢に目覚めさせられ、身体を起こす。 周りを見るとまだ薄暗いが、二度寝するほど時間がある訳では無さそうだ。 まだ少し眠いものの服を着替え朝食を作り始める。 ついでに言うと家に親はいない。 これには、そんなに深くない事情があるのだが今は言わないでおく。 朝食に簡単な和食を作るとさっさと食べてしまい食器を洗う。 いつもと同じ行動だが起きた時間が早かったため、いつもよりかなり早い時間に終わってしまった。 「どうしようか?」 声に出して呟いてみるが、答が帰ってくるはずも無く虚しい沈黙が流れる。 結局いつもより早い時間に学校に行く事になった。 出掛ける時に時間をみたらちょうど7:49 夢と全く同じ時刻だが気にせず学校に向かい始めた。
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