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「流石に森の中を勘で歩き回るのは間違いだったか…」
歩き始めてから1時間ほど経過した頃ポツリと呟く。
1時間も歩いたためかなりの距離歩いたが、正直前に進んでいる気がしない。
まぁ周りが木ばかりだと言うのも原因の一つだと思うが…
「疲れた…川は見つからないし、此所は何処だか分からないし。」
「大体まず地球かよ此所は…なんであんなB級モンスターが一杯居るんだよ…」
歩き続けながら独り言をポツリ、ポツリと漏らす。
周りから見ると怪しい人だが、周りには見渡す限り木しか無い。
怪しい人モード全開で誰も近寄りたがらないオーラを出しながら歩いて、30分ほど経過した頃、
「あれ?これって水の音じゃ無いかな?」
耳を澄すと微かに水が落ちる音が聞こえる。
音が聞こえる方向に向かって走って行くと急に視界が広がる。
目の前には川が途中で切り取られたかの様に存在している。
崖になっていて滝が出来ている事に音で気付き川の向こう岸を見る
先程の犬もどきがこちらを見ながらいつでも飛び掛かれるように待ち構えて居た…
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