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「さすがは信長と言うべきか…。統率がとれておる。」
「まんまと逃げられてしまいましたね…。」
「仕方あるまい。あの信長だ…。」
「…これから如何する?」
「お主は小谷城に戻れ。恐らく信長は準備が整い次第、小谷城に攻めてくるはず…。」
「腹をくくらねばなるまいか…。」
「案ずるな。儂ら朝倉が助けに参る。」
「かたじけない…。」
越前の国に攻め行った織田信長であったが、渉の言った歴史通り、浅井長政が織田を裏切り、信長の背後を襲った。
しかし配下の武将たちの活躍により、信長一行は救われたのであった。
信長はこの屈辱を晴らさんべく、城に戻るとすぐさま、小谷城攻めの軍備を整えるのであった。
一方、この戦を小高い丘から見物している男がいた。
「信長公してやられたり…か。こりゃ~荒れるな。はっはっはっは!!……この機に乗ずるか。」
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