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「ふざけるな!!鬼羅ごときに!!貴様ごときに!!」
背を向けて歩き出していた兵之助は大和の方に振り返る。
「そのごときにやられたのはどこのどいつだよ。」
「兵之助様っ!!」
「あれは放っておけ。お前たちは死者を運べ。帰って弔うぞ。」
「はっ。」
「おのれ…兵之助…こけにしおって!!!」
「大和様…!!」
「霧丸!!いつの間に!!」
「大和様!!ここは一旦引きましょう!!」
霧丸が大和に肩を貸す。
「兵之助…!!覚えておけ!!!」
「弱い奴ほどよく吠える。…生憎俺は記憶力がなくってな~。」
「貴様っ…」
大和が刀を抜こうとする。
ドス
霧丸が大和のみぞおちに拳を入れた。
大和は霧丸の腕の中で気絶した。
「兵之助殿…神武はこのままでは終わりませんぞ。」
シュッ
霧丸と大和は姿を消した。
「神田霧丸…あるいは奴の方が……!!」
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