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「…で、その神武の末裔が何故…浅井方に?」
「それから我ら神武と鬼羅の争いはずっと続いております。その鬼羅の末裔、鬼羅兵之助が織田の首を欲しがっておりましてな。……織田が現れるところに鬼羅も現れるのではないかと睨んでおりまする。」
「ふむ……お主は神武家のために…拙者は浅井家のために…か。」
「はい。……目的にズレはあれど、我ら神武も織田に近付く必要があります。そのために協力しあうというのは如何ですかな?」
「悪くない。…神武は不思議な妖術を使うとも聞く。……力になってくれ。」
「かしこまりました。……では3日後、姉川にて……。」
どろんっ
2人は姿を消した。
『気味が悪いが仕方あるまい。』
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