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「ふはははは!!!正尚よ!!!蹴散らしてくれるわっ!!!」
員昌は正尚たちの備に迫ってくる。
刀を抜く正尚。
「迎え撃つ!!!」
正尚の刀に対して、員昌は長槍。
当然リーチが違うため、正尚は不利である。
『間合いを詰める!!!』
「正尚よ……遅いわっ!!!!」
ぶんっ!!
『しまった!!!!』
員昌の槍が正尚の腹に刺さる。
「ぐわはっ!!」
正尚は馬から振り落とされる。
ドサッ
主君が一瞬にして崩れ落ちるのを見て、正尚の兵たちがうろたえている。
『くっ…声が出ぬ……うろたえるな!!!……退くな!!!』
「ふはははは!!苦しそうだな…楽にしてやろう!!!」
仰向けに倒れている正尚に員昌が馬上から槍を突き刺し、その場を去っていく。
「正尚様ぁ───!!!!!!!!」
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