姉川の戦い

13/53
前へ
/470ページ
次へ
「秀吉様!!!磯野が来ますっ!!!」 「…ふむっ……火花を散らし戦いければ、敵味方の分野は、伊勢をの海士の潜きして、息継ぎあえぬ風情なり…。」 「なっなにを悠長なことを!!!!」 「案ずるなっ!!!」 「秀吉!!!その首もらった!!!」 「おい員昌!!!図に乗るな。」 秀吉は刀を抜き、員昌の方に馬をすすめ始めた。 「秀吉!!この間合いの差を如何にして埋めるかな?」 ぶんっ!! 員昌の槍が秀吉の右から迫る。 「ほっ!!」 秀吉は鞍から跳び、空中で弧を描く。 「こざかしい!!」 員昌は槍を投げ捨て、刀を構える。 「ふはははは!!空中で如何にしてこの斬撃をかわすかぁ!!!!!その首もらった!!!」 員昌が振り抜いた刀が秀吉の頬をかすめる。 「!!」 「どうやってかわした!!!」 「そいっ!!」 秀吉はそのまま員昌の胸に刀を突き刺した。 「こふっ!!!」
/470ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1094人が本棚に入れています
本棚に追加