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「凄いです!!!私も必ずや…か…」
父は秀吉の言葉を遮った。
「本音を言うとお前には開眼してほしくない。」
「…え?」
「夕瞳眼はその瞳力故に、危険視され迫害される。敵味方問わず、常に命を狙われるのだ。父上も最後は味方に殺された。………それを見て育った儂は父上やお前とは違い、強さを恐れた。」
「自分の身は自分で守ります。」
「……そうか…そこまで言うのならお前にこの本をやろう。」
秀吉の父は座布団の下から一冊の古びた本を取り出した。
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