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『まだ片目だけか…。まだ集中力が足りんか…。』
「秀吉…貴様がそこまでの男とは思わなかった…。」
「ぐっ…。」
秀吉は左目を両手で押さえ、身をかがめる。
「左目が…!!焼けるように熱い!!!!」
大和が刀を支えにし、立ち上がる。
「まだその眼を使いこなせていないようだな。」
「うぅ…目が!!目が!!!!」
大和が刀を構え、秀吉に切りかかる。
「貰ったぁ!!!!」
秀吉は左目を押さえたまま右目だけで前を見た。
秀吉の右目に写った光景は、目の前で刀を振り下ろす大和の姿。
『父上…秀吉此処までに御座います。』
「死ね!!!!」
「!!!!!」
『…見えた!!』
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