憧れペアリング

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「とぼけんなよっ、俺…ななが イケメンと一緒にリング選んで るの見たんだよ!」 「爽さん」 「最低!バカ!浮気モノ!!」 「………。」 嗚咽漏らしながら泣きわめく爽 さんはこっちを見ようとしない て言うか、それは大きな勘違い なんですけど 今日俺はあんたとのペアリング 買いに行ったってのに、何でこ んな仕打ち受けないといけない わけ? 「何で…昨日ペアリング欲しい って言ったらこうなるんだよ」 「………。」 「出来れば俺が…っななのペア リング欲しかった…のに」 「…爽さんっ!!」 もう、我慢出来ません しません 俺は力の限り爽さんをぎゅうと 抱き締めた 「は、離せって、なな…!」 「爽さんバカだね」 「はっ?浮気モノにバカなんて 言われたくな…っあ」 「…爽さんの言ったリングって これのこと?」 鞄から出した箱を取り出してみ て爽さんに見せる 俺は笑ってそれを開けた 「爽さん欲しかったんでしょ? 俺とのペアリング」  
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