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「茉くん、コイツ?」
「…うん」
「どう見ても人間じゃん。」
「……。」
「ねぇ、名前は?」
「光」
「んふふ、良い名前だね、俺は
ユウ。よろしくね」
「よろすく~」
「あなた随分と舌っ足らずね」
んはは、って爆笑のユウ
ユウがこんなに笑ってるところ
初めて見た
コイツ、大物かもしれない
「えっと~…んう」
「…?」
くるりと振り返ってきたペット
は俺を見て唸った
一体何がしたいんだ?
「茉くん、もしかして光に名前
教えてないでしょ」
「…あ、そういえばまだだ」
「?」
「えっと…俺はマツ。光?って
何歳?」
「俺?ん~確かみそ…だっけ」
「えぇっ、あんたその顔で三十
路なんすか!?」
て言うかよくみそだけで通じた
な、さすがユウ
三十路って俺より上?
何か全然そう見えねぇけど
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