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「ばかっ、ばーか!ナナなんて
もう知らない!」
「……」
こんなにバカって言われたの、
初めて…とか思ってる場合じゃない
葉峰さんと喧嘩、しました。
バッタン!!
わざとだろ、って言うくらいに
ドアを思いっきり閉めて出て行
った葉峰さんを見送る
「ユウ、追わなくていいの?」
「どうせ戻って来ますよ」
5分も経たない内に戻って来た
葉峰さん、ほらね
しかもその目は涙で濡れてる
…あ、やばい放って置きすぎた
「……葉峰さん?」
「ナナごめっ、もうバカなんて
言わな、ひっく…っからぁ」
嗚咽が止まらないのか、上手く
喋れてない
罪悪感が一気に込み上げて葉峰さんを抱き締める
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