第六回:有無をも。

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私「"うもおも言わさず"、って言うよなぁ?」 母「は?」 私「だから、う・も・お・も!」 母「何、言うてんの?"うむをも"、やろ。」 私「え?」 母「だから、う・む・を・も!」 私「嘘ん!?"うもおも"、とちゃうの!?」 しばし、"うもおも"と"うむをも"の攻防が続く 母「有り無しの有無で、有無をも、やんか!」 私「うむ、良い。の、うむ、じゃなくて?」 母「誰や、それ。」 私「"う"も、"お"も言わさん間に、とかじゃないの?」 母「ちゃうに決まってるやろ。」 私「マジで?!」
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