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ガツガツガツ…
「うんめぇッ!」
ゴクゴク…
「っぱぁ~~ッ!………あ?何か言ったかタケシ?ゲフッ!」
話す事より飲食に夢中になっているこの男。
名前は片岸 ナオキ。
切れ長の目に程よい天パの茶髪で、一見サッカー日本代表の中村俊輔?と見間違える程ソックリな面持ち。
元々天真爛漫な性格で、男女問わず誰からも人気があるのだが、時折唯我独尊な態度や不可解な行動を見せる事がある。
「人がせっかくマジで話してんのに何で聞いてねぇんだよ~。」
眉間にシワを寄せて顔を歪めながら呆れ&不満そうな表情で隣に座るナオキに文句を言うタケシ。
ガツガツガツ…ゴクゴク…
しかしナオキは、ソレに見向きもしないで再び飲食をスタートさせた。
「ったく。んだよぉ~!じゃあフミヤはどう?」
タケシはそう言うと、黙ったまま呆れた目つきで向かいに座り、話を聞いていた男と目を合わせた。
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