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そんな社会人生活もなんとか無事1年が過ぎ、ようやく自分の流れ・リズムが創れる様になってきた4月。
久しぶりに全員の予定が合致し、思い出の場所ここ『BOSTON』のロフト席にて集合したのだった。
「おねーさんッ!生一つッ!」
ロフトの柵越しにフミヤは一階のホール内を巡回していたウェイトレスの女性スタッフに声を掛けた。
「ハイッ!かしこまりましたぁ!生いっちょぉ~ッ!!!」
女性スタッフの気持ちの良いくらい元気な声が店内に響き渡る。
「いいかタケシ。よく聞け?」
「んあ?」
再び話始めたワタルに、天を仰いでいたタケシが反応する。
「そんなセリフを使っていいのは、ミスター光大のコイツ(隣に座っているフミヤを指差す)かキムタクくらいだ。」
いやいや、キムタクはわかるがそこに俺を並べるなよ…
「………だよなぁ~。」
そこでお前も納得すなッ!
「はい♪生でぇ~~す☆彡」
先程の女性スタッフが颯爽と階段を駆け上がり、その勢いのまま元気に生ビールをフミヤに差し出す。
「おっ?早いねぇ♪…ウッス!」
フミヤはソレを受け取るとそのまま半分迄イッキに飲み干す。
ゴクッ!…ゴクッ!…
「ッ嗚呼~ッ!やっぱコレだねぇ~♪」
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