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ワタルが続ける。
「ソレをお前みたいな毛むくじゃらの熊男がカッコつけて言い放っても逆にマイナスなだけなの。」
「ぽう、びゃぷぴぱ(そう、逆にな)。」
大量の料理を口一杯にほうばりながらナオキも続いた。
再びワタル。
「しかもお前の場合、それ以前の過程から根本的に間違ってる。完全なるセリフの選択ミス。勘違いの大馬鹿野郎だ!いいか?最初からおさらいするぞ?まずその娘の鞄を拾ってそのお礼にと飯に誘われたんだよな?」
声なくコクりと頷くタケシ。
「そこで互いにパチンコが趣味とわかって意気投合。運よくメルアド交換に成功し、しばらくメールをする関係となった。メールの回数は日を追う事に増えていき、いい感じだと判断したお前は勇気を出して『パチンコに一緒に行きませんか?』と誘った。」
再びコクりコクりと頷くタケシ。
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