第一章

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それでも学校に行かないと行けないから、気分が悪いのを我慢して村道を歩いて学校へと向かった。 「はよー、浩太」 「おはよう三部、早いね」 そうかぁ?と言う三部はいつも遅い。 担任が来る5分前に教室に入ってくるのだ。 「そういえばよ、ニュース見たか?」 「殺人の?」 「それしかないだろうが」 今までこんなこと無かったのによ、と言う彼は珍しくも悩んでいた。 「馬鹿三部に鬼縞ぁー!!」 勢いよく走ってきたのは白見だ。 三部は白見が言いたい事が分かったのか、こう言った。 「ニュース、だろ?」 「うん…やっぱり変だよね」 前まで無かったのに、と三部と同じ事を言っている。 .
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