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すると、三人に誰かが近づいて来た。
「あの~…出場の受付は済みましたか?」
声に、士は振り返った。
そして驚愕する。
「ぅわ!?なんだお前!!?」
「デネブです。」
そう答えたのは、黒いフードをかぶって覆面の様な物をつけている大男だった。
ていうか見た目滅茶苦茶怪しい。
デネブと名乗った不審者は驚く士達に話し続ける。
「もしも、まだ受付が済んでないなら私が行いますが……」
「それで俺は何すりゃいいんだ?」
「お送りした『鍵』があると思われるのですが…」
デネブは士の手元のカードに視線を送る。
「これか?」
士は素直にカードを差し出す。
「そうです!それです!!」
デネブは声色を明るくしてカードを受け取る。
そして、なにやら判子の様な物を取り出し、カードに押し当てた。
「門矢士さんに小野寺ユウスケさんの出場を確認しました。
では、どうぞ」
士はまたカードをデネブから受け取った。
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