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――別の選手控え室―― 「いっち、に、さん、し!」 ユウスケがストレッチをしている。 とても張り切っている。 「おいおい、お前張り切りすぎだろ…」 ため息混じりで言う。 「士ももっと張り切って行こうぜ! 最強の仮面ライダーだぞ! 一体、どんな仮面ライダーと戦うんだろ…?」 ユウスケはアキレス腱を伸ばしながら、キラキラした笑顔で答える。 「おい、ユウスケ…」 士が低い声で言う。 「なんだよ…?」 眉を歪め、問いかける。 「最強の仮面ライダーは俺に決まってるだろ」 1+1=2 という感じで士は言った。 そう、彼はこんな性格なのだ。  自信過剰すぎる… しかし、口で言う通り彼の実力は確かなモノだ。
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