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「かせ!夏みかん!!」
士が夏海から案内状を乱暴に奪い取った。
「っぅあ!?士君!」
突然の行動に、夏海は抗議をあげる。
士はそれを無視して、案内状を隅から隅まで凝視する。
すると、突然案内状が光り出した。
「ぅわっ!」
ユウスケが驚き、尻餅をついてしまう。
「相変わらず大袈裟なんだよ…」
士はユウスケを横目で見ながら、光りだした案内状に注意を向ける。
すると、案内状の光が弱まり、その形を変わってしまった。
その様子を見ていた夏海は無意識に呟いた。
「案内状が………」
士も、変わり果てた案内状の姿を見て、呟く。
「……カードになった」
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