さよならは言わない

9/35
前へ
/122ページ
次へ
「正直嬉しかったよ。 だけどお前と付き合うってことは青野財閥が関わってくる。 俺正直まだそんな強い人間じゃない。 お前はいつも俺の支えになってくれてた。 だけど・・・それじゃあダメなんだ。 お前の気持ちにもまだ答えてない。 簡単に答えていいようなことじゃない。 だから、今回のことは自分の力で解決したいんだ! 俺自身のために」 言えた。それに話して気付いた。 これが俺の気持ちなんだ。 知恵は拓也に背を向け、話し始めた。 「拓也の気持ち、理解した。 ちょっとの間こっちを見ない、でくれ、なのだ・・・」
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加