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「拓也が死んでは私も悲しい。
それに、それは拓也が決めたことだろう?」
「あぁ。寂しくなるけど、きっと元気になって帰ってくるよ!」
リサが立ち上がり、拓也の前に立った。
「済まない。ちょっと歯を食いしばってくれ」
パチンッ!
拓也の頬に痛みが襲う。
リサが拓也を叩いたのはその後になってからだった。
「拓也・・・私が叩いた理由がわかるか?
私が怒ったのは私と大助はともかく、知恵にまで黙って行こうと考えたことだ。
もう、そんな勘違いをしないでくれ」
そう言いリサは拓也を抱きしめた。
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