一の扉

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「おーい閣下ー!」 朝日が昇り始めた頃 閣下は大声によって目を覚ました。朝日と向き合うのも家の前の主と向き合うのも嫌で真っ白な布団へと潜った。自分の名を呼び続ける家の前の人物。やがて声だけでなく叩く音までし始めた。流石に苛立ちを感じ始め遠距離魔法を使う    …悲鳴が聞こえたような気がするが気のせいとしよう 止んだ音に再び睡魔の誘いに乗ろうとして扉が思いきり開いた 「魔法使うなんてヒドない?!」
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