349人が本棚に入れています
本棚に追加
くるりと体を回転させ、ユチョンの瞳に僕の顔を映す。
「僕も――んっ!」
言い終わらないうちに僕の唇はユチョンによって塞がれた。
せっかちだなぁ、
とは思いつつも拒否しない自分はまだまだ甘い。
僅かな隙間から入り込んできた舌に自分のを絡ませ、部屋中を水音で満たしていく。
どちらのか分からない唾液を顎に伝わせながら、感覚がなくなるまでに貪り続け、
普段はそのままベッドに流れたり…、流れなかったり。
でも今の様子を見る限り、どうやら今日のユチョンにはその気があるようで。
少しずつ、僕の体はユチョンの腕によって移動していた。
.
最初のコメントを投稿しよう!