With All My Heart~君が踊る、夏~ 1

4/28
前へ
/50ページ
次へ
くるりと体を回転させ、ユチョンの瞳に僕の顔を映す。 「僕も――んっ!」 言い終わらないうちに僕の唇はユチョンによって塞がれた。 せっかちだなぁ、 とは思いつつも拒否しない自分はまだまだ甘い。 僅かな隙間から入り込んできた舌に自分のを絡ませ、部屋中を水音で満たしていく。 どちらのか分からない唾液を顎に伝わせながら、感覚がなくなるまでに貪り続け、 普段はそのままベッドに流れたり…、流れなかったり。 でも今の様子を見る限り、どうやら今日のユチョンにはその気があるようで。 少しずつ、僕の体はユチョンの腕によって移動していた。 .
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

349人が本棚に入れています
本棚に追加