プロローグ

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「そう。…フフッ、お父さん、それ聞いたら悲しむわね」 「なんで?」 「さぁ…?大きくなったら聞いてごらん」 「また大きくなったらー?」 「えぇ」 「うぅ~…あっ!流れ星!!」 「ほんとうだね~。今日は流星群の日だからねぇ」 「りゅーせいぐん?なにそれ?」 「お星様がたくさん降る事だよ」 「じゃあ、お願い事いっぱいできるね!」 「そうねぇ」 私は両手を胸の前で合わせて、お願い事をした。 「なにお願いしたの?」 「…お父さんが悲しむことっ」 「あら、じゃあお父さんには言えないわね」 「うんっ」 『早く王子様に     会えますように…』 .
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