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さすがに不思議に思ったのだが、今の俺のテンションは最高潮で、そんな些細なことは気にしない。
「これを発表したら、俺の人生が変わる!」
最早誰にも止められないほどテンションが上がっている俺なのだが、このときやはり気づくべきだったかもしれない。
俺には不幸ばかり訪れることに。
これから不幸にあうかもしれない事に。
それは突然だった。
歩きからステップに変わっていた俺の足元に現れた。
「うわ!?何だこれ!?」
あまりの出来事に、驚きすぎて声を上げてしまう。
思わず立ち止まり、足元を確認する。
「‥‥魔法陣か?」
瞬間、俺の思考が冷静になる。
冷えた頭を使い、直径10mはあるであろう魔法陣を、己の知識を総動員して解析する。
恐らくこれはマジもんだ。
「(し、知らない言語が使用されている‥‥、この俺の知らない言語だと?)」
実は、俺はかなりの言語を話すことができたりする。
まぁ、オカルトを研究してるからには、ラテン語とか、英語とか、ルーン文字とか、中国語とかいろいろな言語を必要とするからな。
慌てて知っている言語が使われていないか、探してみる。
魔法陣には、複数の言語が使われていたからだ。文字があきらかに異なっているのがあったし。
そして見つけた。魔法陣の一番中心にあった文字を。
使用言語は漢字だった。
「召喚‥‥‥だと?」
あ、これオワタ\(^o^)/
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