始まり。

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「ジリリリリリリリ~~!!!!」 煩わしく目覚まし時計が鳴り響く。だが一年間聞いていると、この音にも心地良さを感じるようになった俺は更に深い眠りに… 「知希!!早く起きな!遅刻するよ!!」 ちっ、うっせぇハバアが喚いてやがる。だが俺の眠りへの決意はそんな言葉じゃ砕けやしない! というわけで更なる眠りに… 「机の隣の引き出し、下から二番目。」 …はいいぃぃ~~~!?!!!! 「奈々ちゃんにばらされたくなかったら早く降りてきな。」 あんのハバアァァ~~!! いつおれのシークレットブックを見つけやがった!!あれが奈々に見つかったら…… 「イエッサ~!すぐに参ります!」 こうして俺の朝は始まる。  
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