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「あらっ香苗!いつの間にか夕飯が出来てるわよ!」
「あんたが気付いてないだけでしょ」
「俺も気付かなかったぞ~」
「「わたし(ぼく)も~」」
「…失せろ。」
取りあえず、皆で夕飯を食べることになった。
妖精達は、基本的にお腹がすかないらしいけど、食べたりはできると言うことで、今日の夕飯のカレーうどんを食べていた。
『これ、うまいっ!!』
『美味しいです!』
『リー、これ好き~』
『いくらでも食べれるぞ!』
『少し辛いですが、それがまたおいしいですね』
「…おい、なんか一匹増えてるぞー」
ファイ、ハート、リー、ターに続いて言った妖精は、家族も知らなかったみたいだ。
なんか、さっき起きたらしい。
それで、自己紹介をする事になった。
『僕は、風(ウィンディー)です。
"ウィン"と呼んでください』
「へー、女の子?」
『はい、そうです』
「ウィンちゃんも、可愛いわねぇ~」
『き、恐縮です…』
「「「「「?」」」」」
お母さんがウィンのことを「可愛い」と、言っただけで顔を真っ赤にして、俯いてしまった。
呼び掛けても、片を揺らしても反応しない。
「…ウィンさーん
こっちに戻ってくださーい…」
『大丈夫です
いつものことですから…』
「は?」
『ウィンはなぁ、恥ずかしがり屋なんだ』
『いつもはぁ、冷静だけどぉ、褒められたらぁ、急変~』
『一気に真っ赤になるんだぞ』
「へぇ~…」
私達はそれから、夕飯を食べ終わり(ウィンも何時の間にか復活し、馴染んでいた)、本っっっ当に慌ただしい1日がやっと終わった。
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