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「起きなさーーーい!」
「「「「ZZZ...」」」」
大分大きな声で叫んだが、全く起きる気配なし。
ってことは…♥
「3、2、い…」
ガバァッ
私がカウントしたら起きやがって…
「チッ
もうちょっと眠ってくれたら、問答無用で殴り起こせれたのに
あーあ
ストレス発散出来なかった…」
「だって、痛いじゃない!
親だろうが、子供だろうが、手加減しないもの…」
「「おねーちゃん、こわい」」
「それは、どうも
つか、とっとと行け。」
「誰がこんな風に育てたんだか…
俺は悲しいぞぉ!!」
「いやいや、あんたとお母さんだから」
そこに、ハートがひょっこり出てきた。他の4匹の妖精と一緒に。
『香苗さん、起こしてきましたよ』
『こんな朝っぱらから…もっと寝たかったぜ』
『リー、まだぁ、ねむいぃ…』
「全員揃ったなら、はいっ行く行く!!」
「「「「『『『『『はいぃぃっ!!』』』』』」」」」
やっと皆で朝ご飯。
因みに小さいお皿が5つ増えて、各々のご飯を食べれるようになった。
『今日のも旨いな
何て言うんだコレ?』
「あぁ、"オムライス"だよ」
『"おむらいす"ですか…
これもまた、美味しいです』
「昨日から思ってたけど、そんなに褒められると、何か、恥ずかしいような…」
「しょうがないよー
おねえちゃん、たいかいにでるたび、ゆうしょうするんだもん」
「あれは、お金に本当に困ったときで…」
「本当、香苗が優勝したとき、お母さんとっても嬉しかったわ~
あっ、撮ってるのあるわよ観る?」
『『『『『観ます』』』』』
「(何でこういうときだけ息ピッタリなんだよ)
………まいっか、どうせアレ、全国放送してたし
あ、依頼の2、3個まだ残ってるからやってくるね~
んじゃ!」
ピシャンッ
妖精たちは、顔を見合わせた。
そして、ファイが切り出す。
『…依頼とは何だ?』
「実はねぇ…」
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